vol.29 アイアンマンマレーシア 326滞在記〜ラン編〜
カンカン照りの中、ランスタート。
バイク後、右の足裏側面にかなりの違和感がある。というか痛い。。。
脚がランに慣れるまで
止むを得ずキロ5’30ぐらいで
スロースタート。
約2kmごとにエイドがあり、
どの選手も水を頭から被っている。
それぐらい南国の炎天下。
コースは全く坂道のない
フラットコースを2.5周。
先が見える真っ直ぐな直線と
2回ゴール会場の横を通る時は
かなりメンタルにくる(笑)
5km地点付近でだんだん脚が慣れてきて、ペースがキロ5’00にアップ。
補給ジェルを3つ背中に忍ばせ、
エイドで水を被りながら前の選手たちを
ひたすら追いかける。
目標タイムは3時間30分。
1キロ5分の計算。
異変が起きてきたのは12,13km地点。
2kmごとに水を取りながら、
補給ジェルも飲んでいるのに
全然力が入らない。
ペースがガクンと下がり、
15kmぐらいでついに脚が止まる。
え、脱水?ハンガーノック?
今までレース中に脚が完全に止まったことはない。
予期せぬ事態にまずは冷静になろうと、歩きながら深呼吸。
気持ちで負けるな!と思いながらも、
どうしても力が出ない。
僕の分析だと、
バイクの150km以降に十分補給を取れていなかったのが、原因かもしれない。
20km以降は走っては歩きの連続。
歩く展開を予想していなかっただけに、
情けない気持ちと
こんなんじゃKONA行けないだろ!
と頭の中で色々考えてしまう。
トップ選手たちが颯爽と駆け抜ける中、
僕は歩いている。
これが今の実力、現実。
最終ラップでもペースは上がらず、
本当にやっとの思いで40k地点を通過。
外はすでに暗くなってきていて、
あれだけ暑かったのに陽がなくなると、
少し寒さすら感じ始める。
ラスト2kmは繁華街エリアで
応援も多く、
最後は意地でペースを上げる。
ゴール地点のアイアンマンカーペットが
見えた時は本当にゴール出来て良かった
と感じた。
11:41:04。
今までの中でワースト記録。
毎回いろんな学びや気づき、改善点が
見つかるが今回のレースは特にそれらが多かった。
課題が多いほど、伸び代がある。
ポジティブに考えていくしかない。
何事も前向きに考えること、いつも向上心を持つこと、
それが僕の得意なことだと思う。
道は長いし、努力がもっと必要だけど、
これからも自分らしいトライアスロンな人生を歩んでいきたい。
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